社長のご挨拶
昇文堂は、明治32(1899)年に石版印刷業の会社として創業しました。時代に合わせて新しい技術を取り入れながら苦境を乗り越え、現在に至るまで、120年を超える歴史を紡いでいます。
現在の事業は、オリジナルのトランプやカード等を中心に製造を行っており、印刷から加工までワンストップで行える、国内でも数少ない生産体制が強みです。印刷の美しさや紙の質、裁断や加工の技術など、各工程において0.1mm単位での調整を行い、世界で勝負できるほど高品質の製品を手がけています。高い技術を培ってきた先輩から、若い世代の後輩へ技術が受け継がれていくサイクルが、昇文堂の品質を支える核になっていると言えます。
お客様は、カードゲームやトランプの制作会社、地方自治体や公共施設、美術館や博物館、学校など規模も業種も多種多様です。お客様のニーズに応えられるよう、トランプやカードゲームだけでなく、ジグソーパズルやコースター、ステッカーなど、印刷物の可能性を拡大したアイテムなども取り扱っております。
デジタル化の波によって、印刷物のシェアは減っていることは事実ですが、「手に取れる」「形に残る」という、印刷物でしかできないことがあるのも事実です。今までは不可能だったアイデアも、印刷や加工技術の進歩により実現できるようになり、印刷物の可能性は拡がり続けています。紙や印刷物でしかできないことを提案すること、そして、お客様の希望を実現することが昇文堂の使命です。トランプやカードだけでなく、印刷物のことなら「昇文堂に相談してみよう!」と、多くのお客様に思っていただけるような存在になれるよう、日々努力を続けてまいります。
2019年8月
代表取締役社長 田中眞文